

開催コンセプト
近年自動運転技術は急速に発展し、安全な運行のための各種技術が確立されつつあるものの、
自動運転車は道路交通法を遵守するあまり、周辺のドライバにとっては慎重すぎるようにもみえる
運転行動をとることがあります。また、運転手がいない自動運転車や、運転手がいてもハンドルから
手を放している自動運転車に対しては、歩行者に不安を与えてしまう場合があります。
このため、自動運転車両の周辺を走行するドライバや走行区域周辺の住民等からの受容性
(以下、社会的受容性)が重要視されています。
本コンペは、自動運転バスの社会的受容性向上の一環として、慎重な運転をする自動運転車に対して、
周辺のドライバが危険な追い越しや煽り運転等の、自動運転バスの安全な運行の妨げとなるような運転を控えようと
思えるような、そして地域の住民が自動運転バスを安心して見守れるような自動運転バスのエクステリアを募集します。
募集部門
自動運転バスの
エクステリア・デザイン賞
【ボディ部門】
- 1. 募集概要
- 自動運転バスのボディ形状をデザインする部門です。秀逸なデザインがなされた応募作品に対して、個人あるいは団体を対象として表彰します。
- 2. 審査基準
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(1)「社会的受容性」
応募された自動運転バスにおける社会的受容性*1 を評価します。歩行者、周辺のドライバなどの周囲の交通参加者に配慮されるデザインを社会的受容性の観点から評価します。
*1 社会受容性は説明資料を参照のこと論文を参照のこと。 -
(2)「実現可能性」
応募された自動運転バスにおける実現可能性を評価します。現在の技術水準を考慮し、公道を走行している風景が容易に想像できるかの観点から評価します。歩行者や車両を検知するセンサも車両形状にマッチして配置されているとなおよいです。 -
(3)「意匠性」
応募された自動運転バスにおける、各種要素の美的バランス、遊びごころ、全体的な品位等を、「意匠」の点から評価します。
ただし、ボディの形状のみを選考するため、色はモノトーンとします。
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(1)「社会的受容性」
- 3. 提出書類
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立面図、展開図、パース、平面図等形式は問わない
手書き、デジタルデザインソフト、3D CAD 等、制作方法は問わない
応募作品:100 MB 未満の.pdf 形式とし、A3 サイズで鮮明に印刷が可能であること。
作品コンセプトやアピールポイント:500 字以内の日本語にて作品のコンセプトやアピールポイントを.txt 形式(もしくは.pdf 形式)にて提出すること。
【ラッピング部門】
- 1. 募集概要
- 既存バスの車両形状に対して、ラッピング(塗装)をデザインする部門です。秀逸なデザインがなされた応募作品に対して、個人あるいは団体を対象として表彰します。
- 2. 車種
- minibus2.0
- 3. 審査基準
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(1)「社会的受容性」
応募された自動運転バスにおける社会的受容性*1 を評価します。歩行者、周辺のドライバなどの周囲の交通参加者に配慮されるデザインを社会的受容性の観点から評価します。 -
(2)「車体形状へのなじみ度」
応募されたデザインと車両形状を踏まえ,デザインが車体形状になじんでいるかを評価します。 -
(3)「意匠性」
応募された自動運転バスにおける、色彩や各種要素の美的バランス、遊びごころ、あるいは、全体的な品位等を、「意匠」の点から評価します。
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(1)「社会的受容性」
- 4. 提出書類
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立面図、展開図、パース、平面図等形式は問わない
手書き、デジタルデザインソフト、3D CAD 等、制作方法は問わない
応募作品:100 MB 未満の.pdf 形式とし、A3 サイズで鮮明に印刷が可能であること。
作品コンセプトやアピールポイント:500 字以内の日本語にて作品のコンセプトやアピールポイントを.txt 形式(もしくは.pdf 形式)にて提出すること。
開催概要
主催 | 交通環境安全研究所 筑波大学公共心理研究室 |
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募集時期 | 2025 年6 月1 日(日)~2025 年7 月31 日(木)(2 か月間) |
審査方法 |
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審査員 | 谷口綾子 (筑波大学システム情報系) 河合英直 (交通安全環境研究所) 山本早里 (筑波大学芸術系) 佐治友基 (BOLDLY 株式会社) 根津孝太 (znug design,inc.) 山本卓身 (カーデザイナー) |
授賞式 | 2025 年10 月末 ロケーション未定(東京都内) |
受賞者褒賞 |
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参加資格
- ・日本国内の専門学校、短大、大学、大学院において、デザインを学ぶ学生もしくはこれらを卒業、修了した個人もしくはグループ
- ・日本語での意思疎通が可能であること(二次審査ではプレゼンテーション形式での選考を行う可能性あり)
- ・グループの場合は全員が上記条件を満たすこと、人数制限はなし
- ・年齢,所属,居住地は問わないが、表彰式に現地参加(東京都内を予定)が可能であること
ただし未成年の場合は保護者が募集要項を確認の上同意をすること
注意事項
作品の要件と表彰の取り消し
- ・応募は未発表のオリジナル作品としAI 生成による作品は不可とする。また、同一作品の他公募等への二重応募は不可とする。
- ・立体物の応募や郵送等紙面媒体での応募は不可とする。
- ・本公募への複数の作品の公募は可とし、グループとして応募した者の1 名が個人として応募することや別のグループに参加して応募することも可とする。ただし、複数の作品の応募においてはそれぞれがオリジナル性を持つこととし、一部のみの変更や配色のみの変更での応募は不可とする。
- ・公序良俗に反するもの、法令に反するもの、著作権等の第三者の権利を侵害するもの、宗教的なものは不可とする。
- ・上記いずれかに違反したことが判明した場合、応募者が反社会的勢力の活動を助長する行為に加担したことが判明した場合、応募者がその他犯罪行為等に加担したことが判明した場合には、受賞者発表後であっても受賞が取り消される場合がある。
作品の取り扱いと個人情報について
- ・入賞作品の著作権は応募者に帰属します(著作権法第27 条、および第28条に定められている権利を除く)。
- ・応募作品は返却しません。
- ・本賞の募集にあたって提供された個人情報は選考に関する連絡・問い合わせ、通知以外の目的では使用しません。
- ・入賞作品は(独)自動車技術総合機構交通安全環境研究所もしくは(大)筑波大学が管理・発行するウェブサイト、入賞作品集などに掲載するほか、入賞作品展等で展示する可能性があります。また本賞の紹介などで他社の媒体に掲載することがあります。
- ・入賞者の氏名、年齢、住所(都道府県と在住市区まで)、所属(勤務先・学 校名)のほか、プロフィール、顔写真も紹介する可能性があります。入賞候補作品、最終選考に残った作品を入賞発表前に当ウェブサイトで掲載する可能性があります。入賞作品だけでなく、最終選考に残った作品及び制作者氏名、住所(都道府県と在住市区まで)も入賞発表後に他ウェブサイトで掲載する可能性があります。
- ・入賞者が自ら作品の展示、ウェブサイト・書籍・刊行物等への掲載、広告として等の使用を希望する場合は必ず事前に(独)自動車技術総合機構交通安全環境研究所へご相談ください。
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